《サッカーイベントを通じて学んでもらいたいこと》
アースデーみやぎ大崎2019では、『環境・スポーツ・地域』この3つをテーマに、ベガルタ仙台・地域連携課のご協力を頂きイベントを開催致します。
《環境への取り組み》
近年のスポーツ界では、ゴミの削減やリサイクルなど、各地域やクラブで独自の取り組みを行っており、とりわけサッカー界で話題を集めたのが、ワールドカップ試合後に日本人サポーターが一斉にごみ拾いを行ったことです。
このような精神はスポーツマンシップに共通する部分であり、子どもたちにも繋いで行こうというのが、この度の主旨です。
ベガルタ仙台では「ユアテックスタジアム仙台を日本一きれいなスタジアムに!」というスローガンでゴミの削減などに取り組んでおります。
ベガルタ仙台オフィシャルウェブサイト・エコプロジェクト
また、2020年には東京オリンピックが開かれますが、別名『エコ五輪』とも呼ばれ、携帯やパソコン、デジタルカメラなどを回収受付し、約5,000個のメダルを、リサイクル100%製作を目指す取り組みを掲げています。
《スポーツマンシップ》
スポーツと平和を考える。
人間社会で何か問題が起きたとき、どう向き合い対処するのか。
私たちはスポーツマンシップに、学ぶべき良いヒントが隠されているのでは!?と考えました。
動物や人間、自然界は、なぜ競い争うのでしょうか。特になぜ、人間は戦争という手段を選ぶのでしょうか。
戦争という方法ではなく、お互いに共通のルールを設け、フェアプレーの精神を子どものうちから養う。そして、知性あふれる未来を創造していく。これもアースデイで考える、テーマのひとつとなります。
スポーツと、戦争、人種差別を切り離して考えたいところですが、どうやら、そう簡単にいかないのが私たちの社会です。
例として、サッカーワールドカップの歴史を遡ると、過去の戦争や紛争を背景に、ナショナリズムがぶつかり合うことが多く、それは今も変わりありません。
あまりにも有名なのが、1982フォークランド紛争の4年後に行われたFIFAワールドカップ・メキシコ大会、アルゼンチン対イングランド戦です。(ネット上に、たくさん情報がありますので詳細は割愛致します。)
またその他、政治的対立があったアメリカとイランの例ですが、1998年FIFAワールドカップ・フランス大会では、試合前に選手同士の花束交換などがあり、大会での両国の行いに、FIFAフェアプレー賞が贈られています。
このように、スポーツは人間社会、組織でのコミュニケーション・個々の精神のあり方を、模索し続けてきた歴史でもあります。
良い関係を築く、努力を続ける。スポーツマンシップには、たくさんの『可能性』が秘められていることも、忘れてはなりません。
《地域という単位》
地域という分割された単位で、地球を知る。
なぜ私たちは存在するのか。誰のための地球なのか。
人間中心の経済活動が進む中で、さまざまな矛盾が生じています。エコやリサイクルを知る以前に、まずは『人間』という生き物や『その社会性』『地域という単位・枠』について深く知ることが必要と考えております。
《さいごに》
参加を検討している皆様へ。
アースデイのEarthの意味には、陸地、土などの意味もあります。
陸上で生活を送る、私たち人間のあり方を考える機会として、多様な視点が必要です。医学、経済学、心理学、行動学、哲学などを学ぶ学生にも、ぜひご参加頂けましたら幸いです。
アースデイみやぎ大崎実行委員会・サッカーイベント企画部
ベガルタ仙台 地域連携課、協賛企業・団体・個人、ボランティアとしてご協力頂いた皆様方には、この場を以ちまして感謝申し上げます。
プロモーター 菅原順一
コーディネーター 秋山博秋
Web制作協力 今野大祐
撮影協力 株式会社 コミューナ